9、美容外科の事故について

美容外科では治療の失敗による事故が起こるリスクもあります。技術の進歩によって安全性が向上していますが、それでも決してゼロではありません。では美容外科の事故にはどういったケースが考えられるのでしょうか。傾向としては手軽に受けられるプチ整形の治療に多いのが見られます。たとえば脂肪吸引。メスを使わず脂肪を吸引して痩せられる方法ですが、これを行ったことで皮膚がデコボコになってしまう現象が見られます。吸引した部分の脂肪だけ減ってしまうため、表面がおかしな状態になってしまうのです。また吸引の際にできた傷口が塞がらずに痛みを抱えるケースも見られます。

それからケミカルピーリング。シワやシミの解消方法として注目されていますよね。皮膚に意図的に刺激の強い薬剤を塗布する方法です。うまくいけば皮膚の表面をはがし、再生を促すことで若々しい肌を取り戻すことができます。しかし薬剤の濃度や量を間違えることで皮膚に大きなダメージが生じたり、火傷を負うといったことも起こっています。

二重まぶた形成も事故が多い施術です。もともと受ける人が多いため、例も多くなるでしょう。問題なのは患者がイメージしていたのとまったく異なる状態になってしまうこと。整形したのがバレてしまうような出来栄えになることも多く、これではとても知り合いの前に出られないと悩む人も多いようです。こうなると立派な事故といえるでしょう。他にもひどい腫れが生じてなかなかひかない、皮下に挿入した糸が角膜を傷つけるといったケースも見られます。こうした事故のリスクも踏まえたうえで美容外科が本当に必要なのかどうか判断するとよいでしょう。